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2013年12月22日 (日)

琴言No.180

琴言No.180「忘れ傘は自分への戒め」

by meister

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御影堂正面の軒裏に傘が置かれています。

この傘には言い伝えが3つあります。

◆ひとつは日本一の名工と名高い左甚五郎が

本堂完成の際に魔除けのために置いていったという説

◆ふたつめは、このあたりに住んでいた白狐が、

自分の棲居がなくなるので

霊巌上人に新しい棲居をつくってほしいと依頼し、

それが出来たお礼にこの傘を置いて

知恩院を守ることを約束したという説

        

以上のふたつの説は一般的に知られている内容です。

        

私が興味があるのはみっつめの説です。

◆みっつめは

名工左甚五郎が建てた本堂があまりにも

見事すぎて1点の欠点もない。

これでは神様が嫉妬して不幸が訪れるということで

わざと唐傘を置いていったという説

忘れ傘を置くことで、おごり高ぶらないように

自分へ言い聞かすことになるのではと思います。

 

会社でも家でも整理整頓が基本です。

このときに完璧に行い、

ひとつぐらいわざと乱して

置いておく余裕があるとすごいことですね。

 

俺「おい!この玄関の忘れ物はなんだ!」

妻「わざと置いています。

  知恩院の忘れ傘と同じです。」

俺「へぇ~

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