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2012年7月 8日 (日)

琴言No.80

琴言No.80 露と落ち 露と消えにし わが身かな

        浪花のことは 夢のまた夢

        by 豊臣 秀吉

→これは有名な秀吉の辞世の句です。

  言葉の流れがきれいにつながっていると思います。

  この句について

  これまで聞いている内容をまとめると・・・

  露とは涙を示すと言われています。

  貧乏な家に生まれ(落ちとは生まれると解釈)

  涙を流しながら生きてきた。

  その秀吉は親方様(信長)に

  献身的に仕え

  ついには天下を取り関白になった。

  これには相当な努力があったものと

  思われます。

  天下を取った浪花(大阪)のことは

  夢を見ているようだった。

  死んでいくときには(消えにし)

  これまでのつらいこと(努力した内容)を

  思い出し涙を流しながら死んでいく。

  ということで生まれたときと

  死んでいくときが現実の世界で

  生きているときは夢の世界であったということです。

  この世は、桃源郷であったと思っているのではないでしょうか。

  以上の解釈は私見も入っていますが。。。

  (秀吉の晩年の行動は自分への怖れから侵略

  という行為を行ったことは残念だと思いますが。。)

 

  露と入り 露と過ごす わが身かな

  迷いの中で 春から 春を待つ  sign02

 以下写真は秀吉のシンボル 黄金ひょうたん

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琴言No.80を参照しているブログ:

コメント

露と落ち・・・ 何度聞いても、素晴らしい辞世の句ですね。 私の場合は浪花ではなく江戸になりますが(^^; 親方様は何処に行かれるのでしょうか?

TTのTさんへ

いつもコメントありがとう。

私は春から春を待つか、否か
直感を信じる。

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